「宇宙戦艦ヤマトよりゴーバリアンの方が良い、というのが今の感想」
「納得の行く理由があるんだろうね?」
「あると思うよ」
「では、その理由とは?」
「宇宙戦艦ヤマトは生きているコンテンツだ。どんどん新作で設定や内容が上書きされていく。それに対してゴーバリアンは終わったコンテンツだ。もう新しい動きはない」
「それって社会から期待されていないだけじゃないか」
「そうとも言う」
「なぜ終わっている方がいいの?」
「積み木細工を積み上げることが可能になるからさ。毎年新作で積み上げたものを崩されては永遠に終わらない」
オマケ §
「ゴーバリアンの映像はヤマトよりしょぼいよ」
「だからこそ、本来描きたかったはずの映像を考えるゆとりがある」
オマケ2 §
「現在、アニメブームは1974年宇宙戦艦ヤマトから始まり、1983年で終わったという説を考えている。終わりを象徴するのがゴーバリアンだ。研究本にも詳細を書いたがね」
「1983年の完結編ではなく?」
「ゴーバリアンの方がずっこけ方が象徴的だ」